JASISに行ってきました ①

先ほど父の四十九日の帰省から戻ってきました。

天気にも恵まれ、大量に蚊に刺されながらも無事に納骨を終えることができました。
香典返しの手配もそれはそれは面倒で大変でしたが、こちらも何とか全て終えられ、これでやっと慌ただしかったこの数か月も終わりを迎えられてホッとしています。

 

ところで、遅ればせながらJASISに行ってきましたという報告を。

私が参加したのは9/6(水)の午後、9/7(木)の午前~午後早めまでで、トータルで約丸一日という感じです。

2日目は、そのまま帰省しなければ行けなかったので、大荷物を持って海浜幕張に向かい、荷物を駅のロッカーに預けてから会場に向かうという落ち着かない状況ではありましたが、それでも参加できて本当に良かったと思いました。

2日とも中途半端な時間しかいられず、出たいセミナーが多く詰め込み過ぎたため、展示の方は大手メーカーを足早にまわってお話を伺ったり、カタログをもらったりすることしかできなかったので、その点は反省点です。

今回私が参加したいくつかのセミナーの中で、非常に勉強になったものについて、以下メモも兼ねて記載します。

 

1.走査型プローブ顕微鏡(SPM)による高分子材料の高分解能評価へのアプローチ~基礎から最新技術まで~:(株)島津製作所

走査型プローブ顕微鏡(SPM)とは?
⇒カンチレバーの末端にあるプローブ(探針)と呼ばれる数10㎚の非常に小さい針を試料に接近させて走査し、試料の三次元形状や局所的物性を高倍率で観察する顕微鏡のこと

・観察倍率は1,000倍~100万倍以上
・超高分解能で、高さ情報など三次元での計測が可能
・溶液中の試料の観察も可
・形状以外の様々な物性や物理的特性の測定も可能

このSPMは、振動しながら試料に接近するプローブの感覚の違い(位相の遅れ)を電気信号として読み取って、試料表面の硬さ/柔らかさといった特性の違いを画像化することができる。

また、プローブが試料と接触した際のカンチレバーの反りの度合いから弾性率や吸着力が測定でき、例えば粘着テープ表面の粘着力の分布を画像化することも可能となる。

 

当日、島津のブースに行って実際にこのSPMを見てきましたが、SPMユニットはかなりコンパクトなもので、私でも簡単に持ち運べそうなサイズだったので驚きです。

こうして説明を聞き、分析機器を実際に目にすると、理解のしやすさが格段に違うんだなということが身に染みてよくわかりました。

もう一つまとめておきたいものがありますが、帰省疲れでつらいのでまた後日にします。

 

<追記>

SPMにより物理特性を測定する、という点について、本日読んでいた明細書に例がありましたので、以下に記載します。

太陽電池において、光電変換を担う半導体材料に局所的な電流-電圧特性の異常があれば、全体として光電変換効率が低下する原因となるため、作製された太陽電池の評価を行う際に、電流-電圧特性の分布の測定が行われる。

具体的には、探針を試料表面に接触又は近接させ、探針と対向電極(例えば試料が載置された試料台)の間に電圧を印加することにより流れる電流の大きさを検出し、この電圧の値を変化させることにより、探針が接触又は近接した位置における試料の局所的な電流-電圧特性を測定する。

そして、試料表面を探針で走査しつつこの操作を繰り返し行うことにより、試料表面の所定の範囲内における電流-電圧特性の分布を得ることができる。

電流-電圧特性の他にも、例えば、表面の位置毎に、太陽電池に照射する光の強度を変化させつつ起電力を測定することにより、光の強度と起電力の関係を示す特性の分布が得られる。

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